介護施設ってどのように選べばいい?

住宅街

資料・パンフレットを集める

介護施設の選び方について案内していますが、介護施設の選び方の基本は情報収集となります。

実際に資料・パンフレットを集めるのが面倒ではない方は、必ず資料・パンフレットも集めるようにしましょう。
なぜ、直接訪問するなどして介護施設の比較を行わないのか?というと、介護施設の良さは見た目、もしくは短時間の訪問だけでは分からないからです。
介護施設の施設数も多いため、今では少しでも多くの人に利用してもらおうと、施設にかかる費用についてもギリギリのところで競争している状況でもあります。
つまり、「○○はお金がかからない」、「○○は人気がある」という上辺の人気では施設の良さがまったく分からないまま入居してしまう流れになるのです。

そのような対応で実際に良い施設に入居できれば良いのですが、実際は入ってみると狭い施設であることが分かったり、ケアスタッフの対応が安定していないということがあります。
現代の老人介護施設に見られる問題でもあるので、このような事実はバレないように宣伝している施設も多いのです。
資料・パンフレットの場合、見取り図だけでなく施設に関するサービス、現在までの利用者も明記されています。
そのため、施設の特徴を正確に知るためには、実地で確認されるより資料・パンフレットを見たほうが早いのです。

今では、パンフレットなどを所有されている方が入居される場合、一般的な費用よりさらに安い費用で入居できるサービスもあります。
このようなメリットがあるので、とりあえず施設をめぐっておおまかに決めるというのは良くありません。

体験入居

前述では体験入居はオススメできないという案内をしましたが、すでに入居すべき施設が決まっている場合は体験入居されると良いでしょう。

最近ではテレビなどを通じて知られるようになりましたが、老人介護施設といっても万全の体制でケアを行っているわけではありません。
あまり介護対象者と話をしないスタッフがいる老人介護施設もあれば、ほとんどケアを行っていないことでバッシングされている老人介護施設もあるからです。
このような問題は資料・パンフレットには掲載されていませんので、体験入居をされる際に入居者とコミュニケーションをとっておきましょう。

実際に入居されている人が気持ちよく生活できているのであれば、コミュニケーションについても億劫ではありません。
今までどのようなケアを行ってきたのか・・・、それをおおまかに知ることができますので、体験入居をしっかりと行ってから入居の契約を済ますべきなのです。
また、体験入居は複数の施設で行える仕組みにもなっているので、時間の許す限りで体験入居を繰り返しても問題ありません。