在宅介護サービスとは

玄関先

一般的な介護は自宅訪問型

介護というと、介護施設に老人を預けておいて受けるものと思われていますが、今ではそのような考え方の人が減っている状況です。

というのも、テレビで老人介護施設で行われている介護のいい加減さを学ばれている方が、今では段々と増えてきている状況にあるからです。
介護施設というと、すべての介護を行っている・・・と誰もが思っていますので、今まで介護施設のずさんさは明らかにされてきませんでした。
しかし、介護施設で行っているケアでありサービスというのは、あくまでも介護施設のマニュアルに沿ったものに準ずるのです。
そのため、介護を午前、午後に済ませてからはレクリエーションを行わせておき、後は何もしないという介護施設まで存在します。

また、介護について学ばれていても、精神疾患者をケアできるスタッフが常駐しているわけではありません。
このこともテレビを通じて知られるようになりましたが、施設によっては認知症の老人をまったく世話せず放置されるケースまで存在するのです。
食事、飲料水などを取って欲しいと連絡を受けても、その対応が面倒ということでまったくケアしない施設まで存在するのですから、人によっては老人介護施設に自分の両親を預けたくないという人も多いでしょう。

そのような影響を受けて、今ではホームヘルパーが派遣されてくるサービス、通称訪問介護サービス(自宅訪問)が知られるようになりました。
こちらは在宅介護サービスに特化しているサービスなので、家族と触れ合いながらで介護サービスを受けられます。
施設ではなく自宅まで来てくれるので、老人介護施設に預けた場合の不安もありません。
なにより家族の負担が目に見えて減っていきますので、続けて介護サービスを受けるかどうかの判断も行いやすいのです。

このようなサービスは、一部の医療負担を受けられる在宅介護サービスも存在しますので、金銭的な悩みを解決したい家族でも検討されるサービスとなっています。

デイサービスは別物?

在宅介護サービスと同一視されやすいものにデイサービスがあります。

ですが、デイサービスは通院までを含めた介護サービスとなっていますので、在宅介護サービスではありません。
送迎用のバスがお迎えに来て、その後はケアスタッフによる対応で通院、もしくは治療や介護を受けられるサービスなのです。
人によっては体調不良が目立つようになったので、ケアスタッフによる運動トレーニングのアドバイスを受けたり、付きっきりの状況で運動される人も増えています。

リハビリテーションセンターと言われている施設を利用するため、運動能力向上が目的でデイサービスを利用されている老人も多くいるというのが、在宅介護サービスとの大きな違いでしょう。