骨折や骨粗しょう症を予防するには?

転ばないように注意する

高齢になって心配になるのが骨粗しょう症です

女性は特に年齢を重ねて閉経を迎え更年期を超えると、次第に骨が弱くなっていくといわれています。
骨粗しょう症も女性に多いといわれていますが、高齢になれば男性も骨粗しょう症によって骨折するなど、さまざまな症状が出てきます。

若い人は骨折してもやがてリハビリなどを受けて、時間がかかっても回復しますが、高齢者の場合、骨折して動けなくなると筋肉もどんどんなえて、結果、寝たきりになってしまうという事も少なくありません。
骨折を防ぐためには、危険な事をしない、また若い時と同じように動けると過信せず、慎重に動くという事、それにプラスして、骨粗しょう症にならないための生活が必要です。

骨粗しょう症とはどういう病気なのか

骨粗しょう症は、骨の形成に必要不可欠なカルシウム、ビタミンD、たんぱく質などの不足、さらに運動不足による筋力の低下、飲酒、喫煙、さらに太陽の光を十分浴びないことによって起こる病気です。
しかし、これに体質的な要素も加わりますので、もしもご家族などに骨粗しょう症の方がいる場合、将来骨粗しょう症になる可能性があると考え予防する事が必要です。

骨粗しょう症の主な原因は「加齢」といわれています。
年齢を重ねていくと次第に食が細くなり栄養不足となる事もありますし、運動などを積極的に行わないために、食欲が無くなるという事もあります。
また女性は閉経近くなると女性ホルモンが急激に減少し、骨密度に深い関係のある女性ホルモンが減少する事によって、閉経後、骨粗しょう症になる方が多くなるといわれています。

どのような予防が必要になるのか?

骨折して歩けなくなり、下のお世話をご家族にしてもらう、また寝たきりになって自由に動けなくなる、そしてボケが進行する、というような状態になる事を極力避けるためにも、骨粗しょう症を予防することが重要です。

骨密度、骨強度を向上させるためには、高齢となる以前からカルシウムやビタミンD、蛋白質などが豊富な食事を心がけることが重要です。
年齢を重ねるとお肉を食べないという方もいますが、良質な赤身のお肉や鶏肉、豚肉などにも蛋白質がたくさん含まれていますので、お肉も魚も両方献立に取り入れましょう。
また歯が弱くお肉が食べづらいという人は、カルシウムやビタミンが含まれているユーグレナのサプリメント等の栄養補助食品で栄養を補ってもよいでしょう。

また定期的に体を動かすという事も必要になりますので、ウォーキングを行う、またグランドゴルフなども全身を動かす要素のある運動ですし、ラウンドしている間、歩くことも多くなるのでオススメです。
グランドゴルフを行っている間は、太陽の光を適度に浴びる時間となりますので、骨粗しょう症予防になるのです。

骨折予防にはビタミンDがポイント

いくら骨折予防のためとはいえ、普段から外出しないように、という事では運動もできず体によくありません。
骨折しないように動きに気を付けるという事は必要ですし、無理をしないという事も重要ですが、ビタミンDをしっかり補給し、骨折しないための身体づくりを心がけましょう。

ビタミンDは骨の形成に深い関係を持ち、また筋肉の生成、神経の調達などにもかかわる大切な栄養素です。
魚類に豊富に含まれていますので、魚もお肉もしっかり食べて骨粗しょう症予防、骨折予防を考えた食事をしていくことがのぞまれます。