保険金を相続するにはどうすればいい?

老後夫婦

年金保険金とは

年金保険金とは、年金を支払っている人が受け取る保険金のことです。

また、年金を支払っていることにより発生する年金受取のことでもありますし、万が一受取人が死亡された場合の相続に関するお金のことでもあります。
当然ですが、年金の受取人が生きておられる場合は受取人が年金を受け取ります。
しかし、死亡されてしまうと相続という形になりますので注意しましょう。
遺族年金とは違い、本来もらえるはずであった年金も、年金の受取人が死亡されている場合は相続をハッキリとさせなければいけないのです。

近年では、遺産相続問題がテレビのドラマで報じられています。
多くの方が、「お金の問題なんてお金持ちに限られた話だから、自分にはあまり関係ない」と思っていることでしょう。
しかし、全遺産が明らかになっている状態で生活されている家族は意外と少ないです。
親が大金持ちということはなくても、小金持ちという可能性は十二分にあるということです。

なので、年金保険金の受取だけでももめてしまう家族はもめてしまう・・・ということです。

もし、このことが明らかになっていないのであれば、弁護士を通じてそのような手続きがされているかもチェックしておきましょう。
というのも、あやふやなまま放置されていると、年金保険金は家族全体で分割して受け取る仕組みになっているからです。
場合によっては、死亡された方の関係者にまで年金保険金を分け与えるよう指示されていることもありますし、なによりも配偶者に当たる方が全額受け取れないケースが多いのです。

金額にして数百万円と言われている年金の問題。
人事だと思っていると後で大損してしまうこともあるのです。
また、家族全体で分割して受け取る仕組みになっている場合ですが、配偶者が一手に年金保険金を受け取るためには、他の受取人の了承が必要となります。
つまり、このような状態になってしまうと他の受取人から了承を得ている状態で、紙面による承諾を得ている証拠も用意しないと、遺産を上手く相続できないままとなってしまうので注意してください。

一定の割合が無難?

先ほど、あやふやなまま放置している年金保険金は、一定の割合で年金保険金が分け与えられるという話をしました。
ですが、もめるのが嫌という人はそのまま分配する方を選んだほうが良いかも知れません。

というのも、後になって年金保険金について気づいても、承諾の判子を紙面に押してくれる人は少ないからです。
現代はお金に関するトラブルも多いため、無理をしてでも全額を受け取りたいという場合でなければ、諦めてしまうのも賢い手段です。
また、このような状況は法律により保護されていますので、訴えを起こしたとしても勝てる見込みはほとんどありません。