医療の発達により平均寿命が延びており、人生100年時代といわれるだけあって、100歳を超えるご長寿とよばれる男女が増えています。
厚生労働省によると平均寿命は女性が87.3、男性が81.3歳と過去最の寿命の延びを見せていて、医療水準と健康意識の向上が寿命をさらに伸ばすそうです。
このように、70代はまだまだ現役と言えますが、気になるものの一つとして挙げられるのが、果たして夜の営みはできるのかという点。
ここでは、70代で夜の営みができるのか否か、夜の営みが減る原因やその解消法について徹底調査してみました。
70代でも夜の営みはできる
結論から言えば、70代でも夜の営みはできます。
実際に、有名人の石田純一さんも64歳で父親になりましたし、喜劇王・チャールズチャップリンも73歳で子供を授かりましたよね。
また、漢方医学の古代医学書「皇帝内経」によれば、男性が64歳、女性49歳が限界と言いますが、これは生殖の分野の話であって、性行為自体に限界はないと考えられます。
日本老年行動学会が2012年に発表した調査結果によると、過去1年間にセックスをした70代夫婦の女性が19パーセント、男性が31パーセントという結果になり、この結果なら70代でもまだまだ夜の営みは現役と言えます。
夜の営みが減る原因
しかし、現実的に若年男女の間で夜の営みが減っているともいわれています。なぜ夜の営みが減るのでしょうか?
その原因についていくつか挙げてみましょう。
男性が安心してしまう
まず、同棲したり結婚したりすると、男性はいつでもセックスできるという安心感に陥ってしまい、それがセックスレスの原因に繋がることも。
わざわざ二人でタイミングを合わせる必要がなくなるので、必然的に夜の営みの回数が減っていくのです。
男性が面倒くさがる
男性は夜の営みとお手軽な自慰を天秤にかけることもしばしばあります。
もちろん多くの男性は夜の営みを好みますが、同棲や結婚を機に今まで見えていなかったところが見えてしまい、自慰に魅力を感じるようになり、やがて夜の営みを面倒くさがるようになることも多いです。
このように、若い夫婦の間で夜の営みが減ってきている以上、70代になっても積極的になれないという夫婦も多いでしょう。
EDを疑う場合にはバイアグラを
しかし、結果的には70代でも夜の営みはできるはずなので、そこまで悲観的になる必要はありませんが、中には「ED」という男性特有の病気で男性側が拒否する場合もあります。
年齢問わず、パートナーがEDの可能性が少しでもあるならば、しっかりと治療を行えば改善できますので、前向きに考えましょう。
主に、治療には「バイアグラ」が使用されますが、この薬は世界的にも一番使用率の高いED治療薬でもあり、信頼性は高いです。
空腹時に服用が望ましいなど、タイミングは考える必要はありますが、バイアグラはジェネリックもあったりフィルム状のものもあるので、服用タイプも医師と相談して決めていきましょう。
70代にもなると体力的な部分もありますが、生活習慣を直しても改善されない場合は、ED治療を行ったほうが賢明です。