介護施設の種類について

めがね

ケアと介護サービスは別物

老人介護施設というと、すべて同じものと思われていることが多くあります。
ですが、以下のような仕組みで違いがあるので、すべて同じというわけではありません。

まず老人介護施設では、ケアのみを行うのか、それともサービスを行うのかで内容が違ってきます。
ケアというのは、実際に病気などにかかっている老人でも、老人介護施設で治療を受けられるという意味です。
ケアマネージャーと呼ばれている方がいるので、その方が病院のように診断などを随時行ってくれるという仕組みになっています。
家では介護できない病気として、認知症にかかっている老人がいる場合は、ケアありの老人介護施設で老人介護を受ける流れとなるのです。

次にサービスまで対応している老人介護施設があります。
前述のケアのみの老人介護施設が一般的な老人介護施設となり、サービスに関してはサービスを実施している老人介護施設で内容が違うという特徴があるのです。
例えば、送迎に関しても行っている老人介護施設も存在すれば、老人介護施設に預ける必要のないサービスも存在します。
最近では在宅介護サービスと呼ばれているサービスとして知られていますが、こちらであれば医師、もしくは介護に当たるケアスタッフが家まで来てくれるのです。

ここまででケア、サービスについての違いをまとめさせて頂きますが、完全に施設に預ける目的の方はケアを目的とした老人介護施設を利用し、サービスの充実を検討している方はサービスを目的とした老人介護施設を利用すると良いです。
また、体験を先に済ませるという目的で施設、もしくはサービスを一時的に受けてみるということも可能です。
介護施設の種類について悩んでいる人ほど、このようなサービスを利用して納得の行く施設を探すようにしましょう。

老人介護施設は高い?

ケアを実施している老人介護施設は高いと言われています。
そのため、サービスを実施している老人介護施設のほうが安いと言われていますが、大まかに比較していくと、確かにサービスを実施している方が料金は安く設定されています。

ですが、サービスを実施している老人介護施設の中には、シニア向け分譲マンション(ケア付き高齢者住宅)もあるので注意してください。
こちらは高齢者専用賃貸住宅に住むサービスとなりますので、月額で10万円から20万円ほどがかかるサービスです。
セキュリティがしっかりとしているだけでなく、運動施設、保養施設のようなサービスも受けられるようになっています。

入居そのものはほとんどお金がかかりませんので、誤ってシニア向け分譲マンション(ケア付き高齢者住宅)を利用しないよう注意しましょう。